フライトスクール の選び方 基本編 その2(訓練施設 FBO、校舎、学科試験施設)
今回はフライトスクールの選び方 基本編に戻って書いていこうと思います。
今回は訓練施設について書いていこうと思います。費用編と重複するところもありますがより詳細に書いていこうと思います。
費用編については下記リンク カテゴリーより読んでみてください。
フライトスクール の選び方 費用編 一覧
訓練施設とは?
訓練施設と言っても、FBO、学校の校舎(教室)、学科試験施設、使用機体、整備部門の有無、宿泊施設、拠点空港、訓練空域などと言った広範囲なものになります。
今回はFBO、学校の校舎(教室)、学科試験施設について書いていこうと思います。
FBO Fixed Base Operator
通常アメリカの空港にはFBO (Fixed Base Operator)と呼ばれる、空港を管理し、給油や駐機場の提供、機体の整備、パイロットの休憩スペースの提供など様々なサービスを提供する事業者がいます。
Wikipedia FBO(航空)
通常は各空港に1つのFBOが存在します。訓練校の中にはFBOも兼務しているところと、訓練校だけを行なっているところの2種類に分かれます。
ここでオススメするのがFBOも兼務している訓練校です。
FBOも兼務している訓練校をオススメする理由としては、より多くの知識を自分から学ぶことができる点です。
FBOはパイロットに有益な様々なサービスを提供しています。FBOスタッフと交流することで訓練では学べないような知識を身に付けることができます、さらに教科書等で学んだ知識を身を以て体験することができます。給油等も行なってくれますし、万が一期待に不備があればその場で修理できます。
学校の校舎(教室)
パイロット訓練では教官が飛行訓練を行うことはもちろんですが、座学も行います。さらに自分自身で自習を行う必要があります。
ここで問題になってくるのが教室です。ほとんどの訓練校では教室を持って座学や自習を行うスペースを確保していますが、中にはそのようなスペースを持っておらず事務所の一角やパイロットラウンジの一角、中には廊下の片隅や屋根付きの駐機場の中などあまりよろしくない環境で座学や自習を行わなければならないところもあります。
フライトスクール の選び方 費用編 その5(生活費・滞在費・生活環境)でも書きましたが、宿泊施設が学校まで距離のあるところで車や送迎バスなどを利用しなければならない場合、一度学校に行くと定時になるまでは宿泊施設に変えることができず1日中よろしくない環境にいなければならないこともあります。
訓練校の学校内の施設は学校周辺施設と同様に重要になる点です。日本の感覚で学校だから教室があって当たり前というのは通用しない世界です。
学科試験会場
パイロット免許を取得する上で学科試験に合格しなければなりません。学科試験はオンラインで受験可能で、予約をすることで随時受けることができます。
学科試験は全問公開された選択問題で、その公開されている問題から60問出題されます。
学科試験会場は航空局に認可されなければなりません。学科試験会場として認可されていない訓練校で訓練を行なった場合、学科試験を別のところに受けに行く必要があります。近場にあればいいのですが、中には車で30分かかるところまで受験しに行かなければならないなんてこともあるみたいです。
学科試験会場も併設されている訓練校ですと予約が空いていればすぐに受験可能ですので大きな利点となります。
今回のまとめ
フライトスクールを選ぶ上で費用に関する点は十分考慮する点ではありますが、費用面の他にも訓練施設は必ず考慮しなければならないポイントです。
FBOも兼務していて、座学用の教室などの環境が整っており、学科試験会場が併設されている訓練校を選びましょう。
次回はその他の訓練施設について書いていこうと思います。
次のブログは
フライトスクールの選び方 その3(訓練機体)
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